昨年末から冬眠しているエクをたまには動かそうと思い腰をあげたのですが、サイドブレーキを外そうと軽く引き上げた瞬間に頭の押しボタンの部分が鉄砲玉のように飛び出して、ノッチが引っかからない状態になってしまいました。
サイドブレーキを使わなければいいので、一気に東京のショップまで走れないこともなかったのですが、整備不良車を走らせてもいけないし、何よりコロナ禍の中、東京の電車に乗って帰るのが嫌だったので、積載車で来てもらうことにしました。
これで終われば良かったのですが、せっかく積載車まで使って運ぶのだからと、以前から気になっていたダンパーもついでに交換してもらうことにしました。ダンパーを交換すると車高が下がると聞いていたので躊躇していたのですが、驚いたことに結果は少し上がりました。古いダンパーがヘタっていてそもそも車高が下がっていたからだそうです。
早速試乗しましたが、ギャップを越える時の今までの "ドタン、バタン、ギシッ" という音が "ゴツン、ゴツン" と良い手応えに変わり、突き上げはあるものの運転し易くなりました。コーナーも回頭性が良くなった気がしますが、極限まで攻める腕がありませんので、宝の持ち腐れかもしれません。
20年前の車ですからこれからも思いがけない故障に見舞われるでしょうが、2速全開で加速する伊豆スカの楽しさには代えられません。
