A GARAGE FOR LOTUS

愛車LotusExigeと過ごす伊豆山奥の隠居生活

ヒメシャラの樹

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上の写真で白っぽく2本平行に立っている樹、下の写真で真中の明るい茶色の樹がヒメシャラです。これで10m~15m位の高さでしょうか。ツルツルの樹皮が特徴でサルスベリとも言われます。杉とヒノキの区別もつかなかった私がここで初めて名前を覚えた樹です。というのも、この土地を初めて見たときに気に入った理由のひとつがこの樹だったのです。20mもの杉やヒノキの森の中では下の方まで日が差し込まないのでそれ以外の木や草があまり育ちません。ところがこの敷地の中の一画だけなぜか空が開けていて明るい陽射しの中、このヒメシャラの若木が群生していたのです。とても不思議な光景に思えてその時にこの樹の名を教えてもらいました。
ただ、がっかりしたことに、アプローチの斜度やもろもろの条件を考慮すると、建物の位置がどうしてもこの一画と重なってしまうのです。できる限り切らないで済むようにしてもらいましたが、それでも何本かのヒメシャラが犠牲になりました。いまだに後ろめたさが残っていますが、ヒメシャラの樹は非常に硬く材木として上質なので、これを使って鳥の餌台やコートスタンドなどいろいろなものを自作しています。