A GARAGE FOR LOTUS

愛車LotusExigeと過ごす伊豆山奥の隠居生活

ひどい夏休みでした。

イメージ 1

イメージ 2

夏休みの直前に自宅の給湯器が故障してしまい、夏休み中に取り替えてしまわないと休み明けに風呂にも入れないことになるので、やむを得ず伊豆へ行くのを遅らせました。伊豆へ行けばゆっくり温泉に入れるというのに、この間風呂に入れもしません。

やっとの思いで伊豆へ行こうというころには台風が接近。エクは伊豆に置いてありましたし、道路渋滞も心配だったので電車とバスで行きましたが、バス停からガレージまでは買い込んだ食糧を両手に雨の中を歩くしかありませんでした。

ガレージに着き、台風に備えて樋や排水溝を掃除して、外風呂に湯を張った頃には夜も遅く、土砂降りの雨になっていたので、「休みはまだ長い、風呂は明日の朝にしよう」とその晩はそのまま床につきました。

「ドドン、ドンドン、ガタガタガタ」と大きな揺れで飛び起きたのは明け方でした。
瞬間、大雨で山が崩れてきたのだと思いましたが、地震でした。
外に飛び出そうかと思いましたが、外はとんでもない大雨でした。雷も鳴っています。
ドアを開け、いつでも飛び出せるようにして様子をうかがいました。
揺れがまだ続いています。船酔いしたような感じです。
テレビをつけたら伊豆地方は震度6弱とのこと。
少し落ち着いて室内と外の状況を確認しましたが、室内は食器が落ちて何枚か割れています。棚に置いてあったものが床に転がっています。
外を見ても特に異常はありません。外風呂の屋根が心配でしたがどうやら無事です。が、目を下におろして湯船を見てびっくり。もう揺れはおさまっているのに、湯が左右に大きく波打って溢れ出しています。夢中で気がつきませんでしたがこれを見てあらためて揺れの大きさを知りました。

外の大雨はまだ止みそうにありません。雷鳴が轟く度に地震の地鳴りかと怯えていました。
そのうちバシーンと近くに雷が落ちたとたん、今度は停電です。室内を掃除したくても掃除機もかけられません。テレビも消えて情報が取れません。携帯も電話もパンク状態で通じません。
断水していないのがせめてもの救いです。プロパンのボンベも大丈夫そうでガスも使えます。

だんだん落ち着いてきて「ま、あわててもしょうがない」といつもの私を取り戻したとき、大事な事を忘れていたことに気がつきました。
エクです。我が愛車です。
幸いにも無傷でした。こんなこともあろうかと、ガレージの棚に押さえをつけておいたのが正解でした。シャベルやノミや金槌がエクに突き刺さるのは防げました。

その後も余震は続きましたが、大きなものではありませんでした。それより問題なのは天気です。
台風一過の晴天を期待していたのに、翌日も曇り空。

結局一週間のうち晴れたのはたった一日だけ。あんまり久しぶりだったので写真に撮りました。
その貴重な一日も地震のあとかたづけで忙しくて、エクには乗れませんでした。

今日から仕事再開。この先一週間の伊豆の天気予報は晴マークが続いています。