ここのところの暖かさで、雪もすっかり解けてくれました。雪解けはいいのですが、前回屋根の雪が落ちた時にまたテレビアンテナが動いたようで、BSが映らなくなってしまいました。
困ったなぁと天気の良かった一昨日、屋根を見上げていたら、”アンテナぐらい自分で直せ、雪の降る度に修理屋を呼んでいてこの先どうするんだ”と、悪魔の囁きが聞こえてきました。
以前から一度は屋根に上がってみたかったのですが、傾斜は5寸、素人では危険、落ちても誰にも気付かれない、絶対にダメと、きつく止められていたのです。
が、結局、悪魔が勝ちました。
一番怖かったのは、梯子から屋根に乗り移るときでした。屋根も乗ってみると、なるほどかなりの傾斜で、とても立ち上がることはできません。緊張で体がこわばり、四つん這いで頂上まで行き、頂上を跨いで座る姿勢でアンテナまでにじり寄るのがやっとでした。
グラグラしているかと思ったアンテナはしっかり立っており何で急に映らなくなったのかわかりません。向きを調整しようにも、工具を持ってきていませんでした。それに一人ではテレビの映り具合をいちいち下まで見に降りなくてはなりません。ここまで登ってからそんなことに気がつくなんて、最初からアンテナを修理する気なんてなかったのです。そう、ただ登ってみたかっただけなのです。
新鮮な屋根からの景色を堪能してから、みっともない姿勢でなんとか降りてきましたが、今度登るときはせめて命綱ぐらいは用意しようと思います。
