先々週の金曜日に雪が降り、その後１週間は天気も良かったので大丈夫だろうと思いましたが、念のためＡ８で行くことにしました。
が、やはり甘かったようです。ガレージに近づくほどに一面真っ白。別荘地内の幹線道路こそすぐに除雪するので路面が出ていますが、ほったらかしの我がガレージのアプローチは雪で覆われたまま。
すぐに帰るのでわざわざアプローチを車で上がることもせず、頭だけ突っ込んで停めました。ドアを開け下りようと片足を外に出したら、足がいきなりスベリました。雪のように見えていましたが、表面が融けてさらに凍ったいわゆるアイスバーンでした。
足をとられた私は思わず車のピラーに手をつきましたが、その途端、めまいにおそわれました。体が真っ直ぐ立たないのです。と次の瞬間、それはめまいではなく異常な事態だと気がつきました。車が動いていたのです。パーキングブレーキを引いた車重２ｔのＡ８が私の片手の力で音もなく動いていたのです。車はそのまま２メートルほど下がって止まり、事なきを得ましたが、その間はなすすべもありませんでした。クワトロにスタッドレスで無敵だ、なんて思い上がってはいけません。大いに反省いたしました。
金魚池に雨水を落とす石鉢はご覧のように凍っていましたが、防寒のために置いた波板をずらして中をのぞいてみたら薄く張った氷の下に金魚の赤い姿が見えたので一安心。
伊豆スカイラインを走って昼前には帰ってきました。もちろん、凍結に注意して安全運転で。
